下條歌舞伎の定期公演

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11月23日(勤労感謝の日)に、下條歌舞伎の定期公演がありました。

こども歌舞伎教室、下條中学校歌舞伎クラブ、下條歌舞伎保存会の皆さんにより、3つの外題(げだい)が上演されました。

こども歌舞伎教室は、追手から逃れる白波5人男が桜の咲く河原に追い詰められ、それぞれ名乗りを上げていく場面が見ごろの「青砥稿花紅彩画 稲瀬川勢揃いの場(あおとぞうしはなのにしきえ いなせがわせいぞろいのば)」を上演。かわいらしい怪盗たちがそれぞれ名乗りの口上をあげ、見得を切ると会場からは拍手が沸き起こりました。

下條中学校歌舞伎クラブは、「絵本太功記 尼崎の場(えほんたいこうき あまがさきのば)」を上演。主君の小田春永を謀反によって自害に追い込んだ武智光秀とその家族に起こる悲劇を描いています。光秀の謀反により悲劇に陥る家族の悲劇を哀切と迫力ある演技で演じ切りました。

下條歌舞伎保存会は、「菅原伝授手習鑑 寺子屋の段(すがわらでんじゅてならいかがみ てらこやのだん)」を上演。菅原道真の息子菅秀才を匿う武部源蔵の営む寺子屋に、一人の子どもが入塾します。その日に、道真に恩を受けた三兄弟の内、わけあって敵方についている松王丸が菅秀才を引き渡すように迫りに寺子屋に訪れます。窮した源蔵はその日入塾した子どもを身代わりとして差し出します。菅秀才の顔を知っていた松王丸ですが、首実験の結果その首を菅秀才の首だと認めます。実はその子は道真から受けた恩を返す機会をうかがっていた松王丸の息子でした。前半のコミカルな場面から一転して後半の重厚な場面への転換は圧巻でした。

下條歌舞伎は、下條村の伝統芸能で300年以上の歴史を持つとされています。

定期公演は毎年11月23日勤労感謝の日の「下條村文化の祭典」の際に行われています。

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