南信州で出会う、
心揺さぶられる“ほんものの旅”
長野県の最南端「南信州」
「南信州」とは、日本の真ん中に位置し、長野県の最南端、飯田市と下伊那郡(14市町村)からなる長野県南部の地域を言います。ほぼ中央を天竜川が北から南へ流れ、東を南アルプス、西を中央アルプスに囲まれており、両アルプスに挟まれた豊かな自然は四季折々に美しい姿を見せてくれます。
風土が育んだ伝統ある産品
南信州地域には、伝統を結ぶ繊細な技と南信州の風土が創り上げた味があります。水引工芸は、歌舞伎にも登場する「飯田元結」がはじまりと言われ、江戸を起点に全国に知れ渡りました。現在では、全国生産量の70%を占める一大産地であり、伝統的な手法を継承する究極の逸品です。
風越山麓に湧く、天下の名水「猿庫の泉」。今でも野点が盛んに行われ、古くから茶の湯文化に親しむ気風は、茶道に欠かせない和菓子文化の繁栄につながりました。南信州人はお茶と和菓子が大好き。自慢の和菓子をお楽しみください。
“お茶が大好き”と言えば、お茶請けには漬物で決まり。南信州地域では、ご飯の友に、お茶請けにと漬物が大活躍。味噌漬け、カス漬けや野沢菜漬けなどバリエーションも豊富です。
くだものの宝庫
南信州地域は、くだものの宝庫。豊富な日照時間と内陸性の昼夜の寒暖差、段丘の地形を生かして、りんご、梨、桃や柿が栽培され、全国でも有数の生産量を誇っています。
また、全国的にも有名な干し柿「市田柿」は、伊那谷の独特な気候から生まれた伝統食であり、もっちりとした食感と上品な甘味が特徴。自然の甘さをもつドライフルーツであると同時に、高級和菓子にも位置づけられ、幅広い支持をいただいております。