操り人形の「竹田人形座」と言う名は聞いた事がありますか?その作品の多くは、NHKで放送されています。最後の座長となった竹田扇之助は、飯田市のお隣喬木村の出身です。その活動は国内にとどまらず、海外公演を通して日本の人形劇を世界に知らしめた方です。
氏は平成2年に故郷に戻り、実際の人形やコレクションを人形劇のまち飯田市に寄贈。それを受けて飯田市は、座光寺小学校跡地に「竹田扇之助記念国際糸操り人形館」を設けました。
この地には人気の麻績の里舞台桜があり、舞台校舎も保存されています。
人形館は、桜の側から見ると舞台校舎の裏側になります。桜を見に来ても人形館に気付かず帰ってしまう方も多いのではないでしょうか? それは勿体ないですよ~!
館内には糸操り人形の舞台が再現されていて、雪ん子のシーンが再現されています。
実際の人形も数多く展示されていて、操り人形劇はビデオで観る事が出来ます。
多くの人形作りを手掛けた故 竹田喜之助は、東大工学部機械工学科卒。繊細な動きを可能にし、喜之助人形として高い評価を受けています。
また糸操り人形は、竹田人形座の指導を受けた「竹の子会」によって継承されています。使う人形は皆さんの手作りによる物です。操りだけでなく人形作りの技術も受け継いでいるんですね。
今回は、その竹の子会の皆さんによる人形劇を見せて頂く事が出来ました。先ずは定番の三番叟!
挨拶のお辞儀をして、立ち上がります。
舞を披露! 写真に撮ってみると、手足の動きは意外と早いのです^^;
閉めもやっぱりお辞儀。礼儀正しいですね^^
続いては、動きがユーモラスな都獅子。
時々後ろ足が顔を出します。それをとがめる獅子頭^^
今度は蝶々が舞って来て・・・操りも二人掛かりです。
最後に獅子頭が顔を出します。イケメン君ですね~^^
こどもの夢も二人で操る劇です。遊び疲れてウトウトする子の夢に骸骨が出て来て・・・
骸骨と言うと怖いイメージかもしれませんが、曲に合わせて踊ったり、バラバラになって戻ったり・・・なかなかユーモラスです^^ この骸骨さん、女性なんですよ!
新作という「さくらさくら」も披露してくださいました。設定は美人芸者さんかな?
扇子を持って優雅な舞を披露します。動きが繊細ですね~!
最後にフレンチカンカンを!3体つながった2組の人形を二人で操ります。
なんとも可愛いフレンチカンカンでした^^
糸操りを披露して頂いた竹の子会の水上さん。
数人で予約して頂ければ、人形劇の上演やこの様な体験教室などにも対応できますとの事。
予約の申し込み、お問い合わせは「竹田扇之助記念国際糸操り人形館」へ!
Tel 0265-23-4222 (月曜日は休館) 入館料400円(団体300円)・・・子供は半額
(5/16 撮 ナビ記者)