飯田駅観光案内所では、遠山禎之さんの絵画4点の展示を始めました。
遠山さんは飯田市南信濃出身で、現在は松尾に在住。武蔵野美術大学油絵学科を卒業し、勤務の傍ら、創作活動に励んでいます。
展示した作品は4点。2016年の南信美術展で、最高賞の「県知事賞」を受賞した油絵の大作「街へ」と、2017年の県展で「信用金庫協会賞」を受賞した「無風の坂」も出展いただきました。
「街へ」は、県の合同庁舎(飯田市追手町)の駐車場から谷川線を見下ろした光景を描き、「筆を斜めにザクザク入れるタッチが、飯田では見られない作風だと評価をいただいた」と遠山さん。建物も造形的に描き、「現場を描き写すのではなく、抽象化するためのアプローチを試みた」と話します。
「無風の坂」は、夏の日差しの影響で白っぽく見える建物の中で、木々の緑が映える作品。この絵画も、谷川線を見下ろしながら描いたそうです。
飯田駅近辺にあるカフェの店内を水彩色鉛筆で描いた小品と、飯田駅と切石駅の間にある踏切を鉛筆で描いた小品も並んでいます。
展示は7月いっぱいを予定しています。遠山さんの力作をご覧に、ぜひお出かけください!