天竜舟下り市田造船所で造船見学会があり、行ってみました。
入ってすぐの所で、造船作業が行われていました。
今年はアメリカ人船大工のダグラス・ブルックス氏も参加。共同で2艘の製作を行うとの事です。
見学会と言う事で、説明パネルも用意されていました。
組み立てに使われる釘は、見た事がない特殊な物でした。
これをいきなり板に打ち込むのではなく、下穴をあけてから。これが下穴用の道具です。ストレートととカーブになっている物、2種類ありました。板を重ねて繋ぐ所はカーブした下穴をあけます。釘もあらかじめ少し曲げておきます。こうする事で反対側に突き抜ける事なく打ち込めるわけですね。
こちらは釘打ち体験用。船大工の南島さんが指導してくれました。夏は船頭、冬は船大工との事です。釘打ちは独特のリズムで打つのがコツ。私もやってみましたが、そう簡単ではありません。
見学に来た外人女性も釘打ち体験!
船のカーブの所は、板をどう使うのか?あらかじめ曲げておくわけではなく、普通の平らな板を下の板に合わせて仮止め。
この後また外していたので、これを何回か繰り返して板を馴染ませていくようです。
板のつなぎ目発見^^こうして長くしていくのですね。
かなり形になって来ました。
此処では造船だけではなく、修理も行っている様です。奥に沢山積まれていました。
行った時は私だけ?と言う感じでしたが、いつの間にか見学者が大勢になっていました。
この船が川に出るのは3月半ば頃との事。この日が見学会最終日でしたが、作業中は何時でも見学できますとの事でした。興味を持たれた方は、是非お出かけください^^
(2/7 撮 ナビ記者)