南信州日記

[ナビ記者通信]秘境駅の小和田(こわだ)に行って来ました!

作成日:2017年11月21日

飯田線は秘境駅の宝庫と言われています。
秘境駅ランキングなる物がありますが、飯田線の6駅が1~30位の間に入っています。
ちなみに飯田線の全長は195・7Km、92の駅があります。ローカル線の中ではJR最長路線です。

観光ガイド会の11月の現地研修で、小和田駅へ行く事になりました。
小和田駅はランキング3位の駅で、人気のある駅なのです^^
皇太子妃、雅子様の旧姓が小和田(オワダ)で同じ字を使っている事からもあやかり人気となっています。所在地は静岡県浜松市天竜区になります。ですが静岡・愛知・長野の県境が近く、そんな標識も立っています。
11-9 小和田駅 782-2
飯田線の秘境駅の中では唯一、駅舎がある駅です。
今ここを訪れるのはマニアだけの様ですが、かつてはそれなりに賑わっていた駅と思われます。11-9 小和田駅 773-2
一組だけとの事ですが、こので結婚式を挙げたカップルがいます。
その記念写真は駅舎の中に展示されています^^
11-9 小和田駅 698-2
帰りの電車が来るまでの約1時間、近くを散策してみました。
駅から坂を少し下った所に、東屋があって愛の椅子が置かれています。雅子様にあやかった物ですね。
11-9 愛の椅子 715-2
そこから又少し下ると、廃屋があります。その裏に廃棄されたミゼットがあります。これは佐久間ダムの工事中に転落した物だそうです。結構有名なミゼットです^^ですが此の他に2台、風化したミゼットがありました。これはもうそのまま置いて行ったのでしょうかね~?
11-9 ミゼット 723-2
廃屋ですが、かつては製茶工場だったとの事です。細い道路を挟んで両側にあります。
工場らしき方はかなり風化してきています。
11-9 廃屋お茶工場 691-3
しっかりした方の建物は、事務所、保管倉庫、住居 などを兼ねていたと思われます。
11-9 廃屋お茶工場 739
中に入れたので見てみると、御茶箱が残っていました。
和室もあって、風呂、台所、トイレなど生活に必要な設備もありました。
11-9 廃屋お茶工場 727-4
その建物の横から、天竜川に沿って上流方向に道が伸びています。
11-9 廃屋お茶工場 690
道は舗装されていましたが、この先の高瀬橋は朽ち果てて通れないとの事。更に徒歩1時間ほどで塩沢集落に出る様です。でも時間もないし、下から飯田線が見えた所で引き返しました^^;
11-9 道行けば 743-2
かつてこの駅には十数件の集落があっ多との事。多分お茶の栽培をしていたんでしょうね。
それで製茶工場も! 1956年に佐久間ダムが完成。殆どの民家は水没してしまったんですね。
帰りの電車に乗り込むと、入れ替わりに男性が一人下車!マニアなんでしょうね~^^
11-9 小和田駅 789
飯田駅に戻ると、ちょうど秘境駅号が発車待ち。聞いてみると満席との事。人気なんですね~^^
11-9 秘境駅号 826
ちょっと一人ではなかなか行く気になれない所でしたが、お仲間と一緒なら^^そんな所でした。

(11/9 撮 ナビ記者)

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