南信州日記

【ナビ記者通信】狼煙イベントの中川村へ ガイド会現地研修

作成日:2018年8月29日

飯田観光ガイド会、久し振りの現地研修は中川村へ。今回は陣馬形山の狼煙イベントに合わせて中川村を巡りました。
全盛期の武田信玄は伊那谷も抑えていました。三河の情報を伝達する狼煙台は、二十数か所あった様です。関係地域では「武田信玄狼煙会」が結成され、年一回狼煙リレーのイベントを行っています。それが今年は8/25でした。

天候は雨がポツポツ、霧で視界は全く効かない。展望台まで登ってみましたが何も見えず。
8-25 陣馬形山 912-2残念なお天気の中、開会式は山荘のホールで行われました。屋外で披露される予定だった地元小学生の太鼓演奏も、ホールでとなりました。屋内での太鼓は響きが良く、屋外よりも迫力があったのでは^^
8-25 陣馬形山太鼓 110本来なら南方の狼煙を確認次第、次が点火というやり方。どうするのか心配でしたが、其処は今風。
のろしリレーのスタートは10時、此処まで伝わる時間を加味して10時20分点火との事でした^^
8-25 狼煙会場 916点火するのは、手作りの鎧を着た地元小学生。時間を確認した大人の合図で無事点火されました。
煙は徐々に大きくなり立ち上って行ったのですが、真っ白な空と同化してしまいました。
こんな天候の時は狼煙の伝達は出来ません。実戦ではどうしていたのでしょうね?
8-25 狼煙会場 921-3

陣馬形山にはキャンプ場の設備も整っています。アニメ「ゆるキャン」に登場した事もあって、キャンプ場もなかなか賑わっている様です^^
8-25 陣馬形山キャンプ場 915下山途中、風三郎神社に参拝。
8-25 陣場形山 風三郎神社 938道路から少し登った所に祠もあります。風の三郎伝説は福島・新潟・長野・山梨地方に言い伝えがあり、いずれも二百十日などの風水害から農作物を守ろうとする信仰です。宮沢賢治の小説「風の又三郎」では、又三郎を伝説の風の神である風三郎の子としています。(転校生の高田三郎がその名前から、又三郎ではないかと噂になる)
8-25 陣場形山 風三郎神社 939この後は中川村の望岳荘へ行き、いろりなかがわ亭で昼食。併設されているハチ博物館も見学。
8-25 ハチ博物館 959-2鐘楼の鐘と鐘撞棒はハチの巣ですね~。長野五輪の際作られた聖火ランナー、胴回り6m60cmで世界最大と言われる巨大なハチの巣等、多数展示されています。よく見ると「ハチ」の文字もありますね。
8-25 ハチ博物館 948-2この後は清酒「今錦」で知られる米澤酒造も見学。明治40年、中川村大草にて創業。良質の水に恵まれ、酒米は地元産を優先して使用。今では珍しくなった酒槽(サカフネ)でもろみを搾っています。そんな蔵の中を案内して頂きました。
8-25 米澤酒造 971試飲もあって、お酒好きな人にとっては此処が一番だったかも^^
8-25 米澤酒造 966米澤酒造の蔵を見学できるのは、仕込みをしていない時期だけです。冬季は中に入れません。見学は予約制です。お申し込みはこちら⇒ Tel:0265-88-3012

最後は大草城址公園へ!大草城は、南北朝時代に宗良親王を護った香坂氏の城。城跡は昭和60年から公園整備が行われ、桜の植栽も行われました。公園内には「染井吉野」「江戸彼岸桜」「八重桜」など、開花期の違う10種類以上の桜が200本以上植えられており、長い期間桜を楽しめる桜の名所になっています。今は桜も無いので、以前撮った写真を載せておきますね。
4-8 大草城址公園 927   (8/25 撮  ナビ記者)

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